approach

高校つぶし反対署名は1万4,295名に!府議会に請願書を提出

2024.03.02

西野田工科(全定)、布施工科・城東工科、生野工業の募集停止は撤回せよ!

 大阪府教育委員会は11月13日、「入学志願者が定員に満たない」などとして、西野田工科高校(全日制・定時制)、布施工科高校・城東工科高校、生野工業高校の4つの工業系府立高校を2025年度から募集停止すると決定しました。しかし、「学ぶ権利」を保障するために設置されている府立高校の定員に「ゆとり」があるのは当たり前で、廃校方針には道理がありません。しかも、「ものづくりのまち」大阪で、製造業の担い手を育てている工業系高校をつぶすことは、大阪の産業の未来をつぶすことにもつながります。これらの学校には、毎年、就職希望者数を大きく上回る求人が地元の中小企業・大企業から寄せられています。公立高校の本来の役割を投げ捨て、地域から求められている学校をつぶし、子どもたちの学ぶ権利を侵害するなど許せません。

 

 大阪の高校を守る会が呼びかけた府教委あての署名は、11月10日に1万名分を提出しましたが、その後の追加分を2月28日に提出し、合計で1万4,295名分となりました。また、大阪の高校を守る会は、2月28日、条例改定案が出される二月府議会に向けて、募集停止決定の撤回と「3年連続定員割れで再編整備」と定める府立学校条例の抜本見直し、すべての府立高校の教育条件改善を求める請願を行い、あわせて、請願に賛同する団体署名150団体分とオンライン署名1,296名分を提出しました。