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すべての府立高校でゆきとどいた教育を保障するため、教職員の大幅な増員を求める要請書(2010年2月)

2010.04.28

2010年2月8日

大阪府教育委員会

教育長  中西 正人 様

大阪府立高等学校教職員組合

執行委員長 志摩 毅

 

 

すべての府立高校でゆきとどいた教育を保障

するため、教職員の大幅な増員を求める要請書

 

  貧困と格差が生徒の家庭に深刻な影響を及ぼす中、今年度の高校入試とりわけ夜間定時制高校の2次入試に志願者が殺到し、大量の不合格者が生まれました。こ うした中、貴委員会が府立高校の基本学級数を来年度大幅な増学級としたことは、父母・府民、子どもたちの切実な要求にこたえるものです。

  しかし、子どもたちの「学ぶ権利」を守るためには、枠を拡大するだけでなく教育条件整備が必須です。定数、予算、施設など十分な条件整備なしに増学級だけ が押しつけられれば現場は混乱し教育困難拡大にもつながりかねません。ましてや、今ある教育条件が後退するようなことがあってはなりません。

これに関わって貴委員会が、教職員定数を決定する基準となる学級数について、「募集生徒数」に基づく学級数から「在籍生徒数」に基づく学級数に変更したことは、現場教職員の努力を無視するものであり、これを理由に教職員を減員することはあってはならないことです。

現 在、府立高校では一人ひとりにゆきとどいた教育をと、少人数学級での授業展開をしたり、生徒の多様な進路希望に応えるために多くの選択科目を開講していま す。また、首席、期限付き講師、再任用教諭、高齢者部分休業、病気休職の増加等により、全担任を正規教職員で配置することさえ困難な状況の下でも、教職員 は一人ひとりの生徒と丁寧に向き合い手厚くその成長を助ける努力を続けています。このような地道な教育活動を保障するために、正規の教職員定数を増やすこ とこそが強く求められています。

 以上のことから、増学級がおこなわれるもとで、次のことを強く要請します。

 

 

1.増学級による教員配置は正規で行うとともに、教職員を大幅に増やすこと。

2.来年度の教員定数配置にあたっては「学年進行による学級減」を行わないこと。

3.増学級にともなう個々の学校からの要望には誠実に応えること。

以上